2000年度新年例会理事長挨拶
新年例会理事長挨拶
理事長 岡田和也
皆さん、明けましておめでとうございます。いよいよ2000年が始まります。
今年1年、冒頭に言いました様な掛け声を掛けさせて頂く機会が多いかと思います。
どうぞ、慣れ親しんで頂き、またご参加頂ければと思います。
さて、2000年のスタートにあたり、どういう年なのか皆さんと確認をしたいと思います。
先ずは、21世紀に向けての最終の準備の年であると考えます。
昨年、21世紀に向かって私たち社団法人姫路青年会議所が、今後行っていく運動を
ライフエンジョイ構想として提唱させて頂きました。
それを具現化していくことが姫路青年会議所メンバーが行っていく
2000年度の運動方針であることを確認させて頂きたいと思います。
それは、どういう事を行っていくのか?
私たちが大好きなこのまち姫路がより魅力あるものであり
『ああ、このまちに住みたいな』
『子供たちも健やかに育ってほしいな』
『老後もここで住みたいな』
そんな思いで、魅力のあるまちをつくっていくことであります。
では、具体的にどんな運動を行っていくのか?
それはソフトを充実させていくことであります。
私たちは今までハード中心のまちづくりを行ってきました。
これからの時代は単にハードだけではなく、
ソフトとハードが共栄する心を感じられる様なまちづくりが必要とされています。
私たちはハードというのは分かりやすいのですが、ソフトは非常に分かりにくいと思います。
何年も前からソフトが重要であるという事は言われています。
では何故、今それをしていかなければならないのか?
それほど分かりにくいものであるならば、
我々がこのまちにそのソフトを表現していくことが必要であり、使命であると考えます。
そして、そこに重要な姿勢があります。
それは『楽しむ』という事です。
どうしても私たちは『楽しむ』というと、何か後ろめたい気持ちを持ったりしますが、
これから未来を創造する我々にとって責任を持って、自信を持って、
『楽しんでいこう』を訴えかけながら、まちづくりソフトを創っていくことです。
そして、
頑張っている人たちが自分たちの名誉を感じられる様な発表の場を
創っていきたいと考えています。
現在のところ、7月を目処にフェスティバルを開催させていただき、
まちづくりのまちを楽しむソフトとはどういうモノなのかを
市民の皆さんにとって分かりやすいく、そして頑張ろうとする人たちが、
より頑張ろうと思えるようなシステムを
私たちの大好きなまち姫路に創っていきたいと思います。
そして、21世紀に向かってこの様に継続して展開していく中で、
その成果を全国の同じ志を持つ青年会議所メンバーの皆さんに発信していく場として、
社団法人日本青年会議所の全国会員大会開催誘致に向かって
運動を進めさせていただきたいと思います。
この2000年1月例会をもって
開催に向け準備を進めていくことを
確認すると共に引き継いでいただきたいと思います。
そして、私たちが21世紀に向かってまちづくり運動を行っていく中に、
もう1つ考えておかなければならないことに『おおやけ』ということがあります。
公共の『公』や公益法人の『公』の意味がありますが、
理解するときに、あまりにも懸け離れた
『御上のもの』『上の人たちがやっていること』
といった考え方が有ろうかと思いますが、
元来『公』は『みんなのこと』という視点を持っています。
21世紀に向かってこの考えが必要であります。
みんなの事だからこそ一人一人が参加しその中でやり甲斐を見つめ、
充実感を掴んでいくことが大切です。
LOM内における会員拡大の事業を『公』の視点で考えていただきたいと思います。
現在の会員数は197名です。
そして今年23名のメンバーが卒業されるという事も踏まえて考えなければいけません。
リーダー役としてニューリーダー創造委員会にお願いしていますが、
会員拡大事業はみんなのことであります。
だからこそ、
全員に参加していただき、
その中でやり甲斐、充実感、達成感を持って取り組んでいただきたいと思います。
本日の色々な話の中においてキーワードとして
2000年度の皆さんにご理解を頂きたいことがあります。
それは
『楽することなく、楽しもう』
という言葉です。
楽しむはただ単に楽しかったらいいと言うのではありません。
少し手間はかかるかもしれませんが、
みんなで参加し、考え、そのプロセスを大切にし
皆さんそれぞれが充実感を持って事業に邁進していただく。
これが
『楽することなく、楽しもう』です。
そういう運動を全員が展開して頂く中から、
私自身は皆さんそれぞれに
『はれ』
を感じていただきたい。
『はれ』の対義語は『け』ですが、
『当たるも八卦、当たらぬも八卦』の『卦』です。
みんなで一生懸命頑張っていく中から、
皆さん自身に『はれ』を感じていただきたい。
そして、
1年間皆さんのご尽力の中から、
皆さんの『はれ』と出会いたい。
そんな思いで1年間頑張って参りたいと思います。
何卒、御支援と御協力をお願いして
1月例会のご挨拶と致します。
1年間、よろしくお願いいたします。