2022年03月08日(火)【姫路KEIZAI未来プロジェクト2022】
第1回地域内経済循環の重要性を知ろう!

3月5日(土)、ついに姫路KEIZAI未来プロジェクト2022がスタートしました!

半年間に渡るこの事業ですが、第1回は、「地域内経済循環の重要性を知ろう」と題し、約60名の市民の皆様にご参加いただき、株式会社日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介氏の講演を実施しました。

突然ですが、↓の問題の答えはわかりますか?

正解は………

なんと、③です。

実は、日本の輸出産業は好調なのです。

また、日本の経常収支(貿易収支に投資収益なども加えた収支の額)もバブル全盛期の1989年と比較して倍増しているのです。

つまり、日本はお金持ち、ということになります。

それでは、なぜ市民の所得が伸びない(スイスの最低賃金額は3000円近いそうです)のか、というと↓,お金がスムーズに循環していないということが最大の問題だそうです。

次にお金の循環という問題を姫路という地域に限定してお話しいただきました。

皆さん、お酒を買う時に、それがどこで作られたか考えていますか?
コンビニで弁当を買う時に、お金がどこに行くか考えていますか?

大手のコンビニで、県外で生産されたお酒を購入した場合、支払ったお金の多くは、県外に流出します。

少し考えを変えて、地元で生産する商品を買ったり、地元の商店で購入すれば、お金が姫路に落ち、それが雇用を生み出す、さらにお金を受け取った人が姫路でお金を使うという好循環が生まれます。

もちろん、そのようにするのはコストもかかりますし、現代では100%そのようにするのは不可能です。しかし、姫路市民が1人1%消費の先を変えれば、4千人分の雇用が生まれる、とのことです↓

それが、地産地消ならぬ「地消地産」です。

一人一人が少しの意識をかえることで大きな力になります。


藻谷氏の講演後は、全体ファシリテーター小野義直氏(株式会社アンド代表取締役、探究コーチ)の指導のもと、講演内容を題材として、ご参加していただいた市民の皆様にグループディスカッションをしていただきました。

学生さんにもご参加いただいてます(最年少はなんと小学生!!)。

参加者から鋭い質問も飛んでいました!


今後、参加者の皆様で、今回のお話を生かして、姫路の経済循環を作るビジョン(指針)とプロジェクトを作り上げていきます!

第2回「タイムラインワークで想像以上の未来を描く!」は、3月19日(土)13時30分よりアクリエひめじ大会議室で開催されます!

ご期待ください!!

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第1回地域内経済循環の重要性を知ろう!