2024年10月05日(土)第6回 ダイバーシティ通信まとめ 編

ダイバーシティから学んだこの1年

〜多様性がもたらした成長〜

皆さま、こんにちは。公益社団法人姫路青年会議所 ダイバーシティ推進委員会の黒田です!

2024年度、私たちはダイバーシティ推進委員会として、幅広い情報を調査し、皆さまにダイバーシティに関する情報を発信してまいりました。

さて、今回で最終回となる 第6回 を迎えました!今回はダイバーシティ推進委員会のメンバーで、第1回~第5回記事を振り返りながら、委員会メンバーから意見や考えを話しあう内容を記事にまとめさせていただきました!

委員会のメンバーを紹介させていただきます!

ダイバーシティ推進委員会

委員長 福本正則、副委員長 楠理男、黒田昇吾

幹 事 小倉敬司、久保田小雪、筒井総孝、都築玲於那、西原陽平

委 員 秋山隼人、足立聖典、位田明弘、田淵一至、西川瑠希、山下純一

     高馬彰秀、藤原直人

 

【委員会情報】

ダイバーシティ推進委員会は、今年度新たに発足した委員会です。当委員会は、委員会運営基本方針に基づき、ダイバーシティを積極的に推進する地域や行政、企業、各種団体の取り組みを取り上げ、広く普及する活動を行っています。また、異なる立場や価値観をもつ人々との交流を通じて、他者との繋がりを築くことにも力を入れています。

さらに、姫路のまちにダイバーシティを受け入れる風土を根付かせ、様々な人々が共に生きる社会の実現を目指して活動しています。

(前列写真手前左から)足立委員、久保田幹事、筒井幹事、福本委員長、黒田副委員長、都築幹事、藤原委員、秋山委員、位田委員、西川委員、西原幹事、小倉幹事、高馬委員

ダイバーシティ推進委員会 座談会

(黒田副委員長)お疲れ様です。まずは、第6回記事は委員会メンバーが第1回から第5回記事を通じて感じたことや、得られたことをお聞きしていきます。また、皆さまが記事を通じて取り組みの実施や、検討している内容を聞かせていただけたらと思います。

(メンバー)     よろしくお願いします。

(黒田副委員長)福本委員長、企業・団体様を訪問し取材を通じてなにか得られたことはありますか?

(福本委員長)  はい。今回訪問させていただいた企業、団体様の活動や取り組みを通じて、ダイバーシティの奥深さを知りました。今までは、ダイバーシティという言葉は聞いたことがあっても具体的に何かということを分かりませんでした。各企業・団体を取材する中で、LGBT、高齢者、障がい者、外国人などすべてカバーすることはできなくても、地域や職場で何かできることを考えることが、ダイバーシティ理解の一歩だと思いました。

(黒田副委員長)なるほど。言葉だけではなく、現場での実践を知ることが大切だと感じますね。楠副委員長はいかがですか?

(楠副委員長) 僕も委員長の意見に近いと思いますが、ダイバーシティの重要性を改めて感じました。これまでは、ダイバーシティという言葉を知っていても、その具体的な意味を理解していませんでしたが、企業、団体様の訪問を通じて少しは理解することができたと思います。

(黒田副委員長)楠副委員長もダイバーシティの具体的な一面に触れたことで、より理解が深まったということですね。その他皆さまいかがですか?

(筒井幹事)  私は取材には行けませんでしたが、姫路の企業でもこれほどダイバーシティに取り組んでいることを知り、とても良かったと思います。自社でも何かできることがあれば、ぜひ取り組んでいきたいと感じました。

(小倉幹事)  筒井幹事と同じですが、エス・アイさんの取材を通して、働きやすい環境づくりを自社でも何かできそうな部分はあると思いました。

(黒田副委員長)筒井幹事、小倉幹事は具体的に取り入れようと思った内容などはありますか?

(筒井幹事)  そうですね。社業としてどういった内容を取り入れるかは難しい点もありますが、多様な人材を雇用していくことがまずは着手しやすいかと思いました。

(小倉幹事)  私の会社では、多様な働き方(労働時間)などを各部署と相談し取り入れることができるのではないかと思っています。

(黒田副委員長)なるほど。人材雇用や、労働時間の課題はどの会社でも課題ですね。西原幹事はどうですか?

(西原幹事)  はい、僕はウシオ電機さんに取材に行かせていただきましたが、社内でプロジェクトを組んで取り組んでいるところに驚きました。ダイバーシティの推進というと、個人で意識を変えていくことだと思っていましたが、会社それぞれが推進していくことで、地域全体で大きく変わることができると思います。

(黒田副委員長)なウシオ電機さんの取り組みは、社内全体で取り組まれていたので、ものすごく参考にさせていただく内容でしたね。社員の意識を根付かせるには時間のかかるものだと思いました。足立委員はどですか?

(足立委員)  僕は、ユニバーサルスポーツネットJAMさんの取材や会議に参加させていただきした。スタッフの方々は、私たち青年会議所会員のように、仕事をした後や休日の時間を使って、日々活動をされています。特に、障がい者スポーツに力をいれられているのですが、完全にコミットすることは難しくても、チラシ配りなど少しでも協力することができればと感じました。また、本年度オリンピックが開催されましたが、今まで見ることがなかったパラリンピックに目を向けるようになりました。

(黒田副委員長)ユニバーサルスポーツネットJAMさんは、地域のスポーツ振興も含め、メンバーの方が多方面で活動されており、そういった活動が各地域で必要であることが伝わりましたね。

(足立委員)  そうだと思います。

(黒田副委員長)他には各記事で企業・団体様のダイバーシティに関する取り組みを知り、何か行動に移せる内容を聞かせていただけたらと思います。

(福本委員長)  私は、介護の仕事をしているということもあり、姫路福祉保育専門学校さんの取材は印象に残っています。前田校長のお話を聞き、高齢者、ハンディキャップをもつ方と健常者が共に生活をしていくことが、「誰もが住み良いまちになる」というお言葉は自分の中で目指す部分だと思いました。

(黒田副委員長)なるほど、重要な考え方ですね。

(久保田幹事) 私は、エス・アイさんやウシオ電機さんの記事にあった、女性が働きやすく、活躍できる職場づくりに取り組んでいきたいです。女性は、出産や育児と男性に比べてどうしても生活の変化が生まれます。女性が働きやすく、また復帰しやすい環境にしてあげたいと思いました。

(黒田副委員長)女性がキャリアや仕事を続けられる環境づくりは、企業全体の成長にも繋がりますね。

(久保田幹事) 出産や育児で働きたくても断念する友人も多く、労働力不足を解消するにも、働きやすい条件の職場環境は増やしていく必要があると思っています。

(楠副委員長) 僕は、姫路福祉保育専門学校さんの外国人留学生の記事は勉強になりました。建築業界では外国人雇用をする企業さんは増えてきましたが、どうしても言葉や文化の壁が生まれるので、日本と外国の文化の違いを少しでも埋めてあげることができたらと思います。

(黒田副委員長)姫路福祉保育専門学校さんの取り組みでも、留学生に「言葉の壁」や「文化」をどのように伝え、理解していただくか色々工夫されていましたね。日本へ来られる方も、受け入れする側も考え方を柔軟に考えていく必要がありますね。

(位田委員)  僕も思います。建築業界は外国実習生の方と顔を合わせる機会があるので、言葉や文化の違いなど少しでも理解してあげたいですね。

(黒田副委員長)次に、ダイバーシティを推進することで、社会がどのように変化していくかご意見を頂きたいと思います。

(福本委員長)  ダイバーシティを推進することで、障がい者、高齢者、外国人、LGBTなど、多様性を受け入れるための課題がいくつかあります。しかし、今後、姫路のまちでダイバーシティが広がることによって、多様な人々が活躍できる社会が実現し、誰もが住みやすいまちに変わっていくと考えています。

(黒田副委員長)その通りですね。誰もがすみよいまちはみんなが思うことですよね。

(楠副委員長) 僕は、ダイバーシティの理解が進み、どんな厳しい境遇の方も、誰かが受け入れてくれる社会ではなく、誰もが受け入れてくれる社会になってほしいと思います。

(黒田副委員長)そうですね。どんな状況の方も自然に受け入れられる社会が理想ですね。

(高馬委員)  私は、そらにじひめじさんに行かせていただきました。今はまだ誰もが生きやすい社会の実現は難しいかもしれませんが、一人でも生きやすい社会に向けてダイバーシティの考え方が広がってほしいと思います。

(黒田副委員長)確かに、少しずつでも進展していくことが大切ですね。

(小倉幹事)  私は、最近多様性というワードをよく耳にするようになりましたが、まだまだ多様性を受け入れる社会になるには時間がかかると感じました。なので、継続をしてダイバーシティの考え方を広めていく必要が大切であると思いました。

(黒田副委員長)小倉幹事のゆう通り時間はかかりますが、継続的な努力が重要ですね。

(位田委員)  持続可能な社会になるためには、ダイバーシティの要素は不可欠なことだと思いました。

(黒田副委員長)最後に、今後企業・団体やどのような取り組みができるか、また姫路のまちが具体的にどのようになったら良いかご意見を頂きたいと思います。

(福本委員長)  先ほどお答えした内容と重複する部分はありますが、姫路のまちでダイバーシティが普及することで、少しでも多様性を理解し、受け入れてくれる市民が増えることを願っています。また、ダイバーシティの取り組みや活動されている企業や団体様が数多くあると思います。そういった方々と協力し、市民一人ひとりが自分事に考えていかないといけないと思いました。

(黒田副委員長)そうですよね。市民一人ひとりの意識が変わることが大切ですね。

(楠木副委員長)ダイバーシティ通信を通じて、企業や団体だけでなく、個人でも何か取り入れることができる部分があると思います。例えば、外国人や障がい者で何か困っている方がいれば助けてあげようなど、今まで遠ざけていた部分を、やってみようと一歩踏み出すひとが各地域で増えていってほしいと思いました。

(黒田副委員長)私たちが率先して行動していき、普及していかにといけないですね。

(筒井幹事)  私は、姫路の企業・団体で何か一つでも取り入れられることがあれば、積極的に取り組んでいただきたいと思います。

(西原幹事)  私もそう思います。ダイバーシティの推進に取り組む会社が姫路のまちで増えれば、本当に良いまちになっていんじゃないかと思います。

(黒田副委員長)そのきっかけを、私たち青年会議所メンバーが旗振りをする必要がありますね。

(小倉幹事)  私は、これから少子高齢化やグローバル化が進み、高齢者や外国人留学生や外国人雇用が増えていく中で、ダイバーシティを推進するまちとして姫路が取り上げられるようになったらいいと思います。

(黒田副委員長)確かに、少子高齢化やグローバル化を見据えた取り組みが重要ですね。

(久保田幹事) 地域全体でダイバーシティを推進するようになるために、私たち一人ひとりも意識も変えていくことが必要だなと思いました。

(黒田副委員長)その通りですね。一人ひとりの意識改革が地域全体の変化に繋がりますね。

(黒田副委員長)皆さん、たくさんの想いや考えをありがとうございました。以上でダイバーシティ通信まとめ編とさせていただきます。           この記事を見た方が、少しでもダイバーシティの理解を深めることができればと思っています。本日は有難うございました。

 

~ 記事のまとめ ~

企業・団体様の取材・記事を通じ、当委員会メンバーの一人ひとりがダイバーシティに関する理解を深め、何か取り入れようとする意志を感じました。

また、第1回~第5回の取材を通じ、ダイバーシティに関する取り組みを推進する企業・団体様が、今後少しでも姫路のまちで増えて欲しいと思います。

そして、企業・団体様だけでなく、一人ひとりがダイバーシティについて少しでも理解が深まり、受け入れることができれば、より住みやすい社会の実現に繋がると確信しております。

今回の取材を通じて、当委員会では残り3か月間ではありますが、姫路のまちのダイバーシティ推進に向けて、一人でも多くの方々が変化できる機会を提供できるように、活動を展開していく所存です。最後に、ダイバーシティ通信の取材にご協力いただきました、そらにじひめじ様、株式会社エス・アイ様、姫路福祉保育専門学校様、ウシオ電機株式会社、ユニバーサルスポーツネットJAM様、貴重なお時間を割いていただきました皆さまには心から感謝申し上げます。

アンケートにご協力ください。

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